涼子 リストラ男を励ます








ある市内の公園のベンチで男がただ一人、途方にくれていた。




42歳、独身 希望退職という体のいいリストラで、その男「ソノムラ」は裸一貫で
世間の荒波に放り出された。






勤めていた会社には31歳で転職し
11年間営業、管理の職についてきた。

自分は特に有能でもなく、有用な資格も皆無で、
突出したリーダーシップもなかった。
しかしこれといったミスもなく、そつなく仕事をこなしてきたつもりだった。

これが彼自身の評価だ。



そんな折、新しい社長が会社の「体制の強化」という体で
若い人材で各部署を刷新すると、方針を打ち出したのだ。


2代目の新社長は先代の息子で、やる気に満ち溢れているがそれに伴う経験が足りない。
足りない経験からくる不手際を、部下などが指摘しようものなら必ず激昂するという
非常に問題のある人物だった。


特に問題視されたのは、現場主任や各部の長の頭を飛び越えて指示を出すという
指示系統の複線化が起こったことだ。


ソノムラも、周りの中堅社員も仕事を引っ掻き回され、お世辞にも効率的な仕事が
できているとは言い難い状況に陥っていた。


このままではまずいと自分のような何人かの中堅社員、上役と一緒に社長に直談判をかけたのだが
これがいけなかった。



若い社長は、我々中堅社員の気持ちや思いに応えてくれるだろうという甘えがあった。
更に多勢に無勢の状況を作れば、さすがにあの社長も少しは考え直すだろうという
甘い見通しが最悪の結果を招いてしまう。


結果として、懲罰人事が行われ、自分を含めて何人かの端役の社員が見せしめに
切られる形となってしまった。


会社にとって有用性の高い要職の人間は直ちに辞職することはなかったが
代わりに彼らの傍には「補佐役」という名目で社長肝いりの若い社員が送り込まれた。
全てのノウハウをきっちり回収したあと、古株の社員を切り離すということだろう。


社長は、我々の想像以上に強情で融通の聞かない人物だったのだ。
若く、成長しきっていない人物特有の、肥大化した自意識が根本にあり
合理的な行動を阻害していたのだ。


そんな人物にいきなり成長を促しても無理に決まっている。
我々は最も懸念すべき事実を理解していなかった。


ソノムラは自戒を繰り返し、慌ただしくそれを反芻していた。





再就職先もままならぬ状態で世間に放り出されたソノムラは
自分が一人になってしまうと、なんと矮小な存在なのか絶望することになる。

それまでは中堅企業とはいえ、地元では名の知れた所に出入りしていたおかげで
色々と持ち上げてもらうことができた。


だが裸一貫になってしまうと世間の評価は一変する。

世間は自分自身よりも、自分を透かして見る「会社」の方を評価していたのだと。

在職中、下請けの人間から度々遊びの誘いが来ていたが、
退社後にはそれもぷつりとやんでしまった。

つまりそういうことだ。


自分に媚を売っていれば取引を続けられる。
営業の一環だったということだ。


「●●社のソノムラさん」


といわれるたび、優越感に浸っていた。


肩書がなくなくなった今、自分はただの中年男なのだと嫌でも思い知らされている。



そして、もう一つは金銭的な問題だ。



ある程度の蓄えはあるのだが
預貯金額も1年か2年そこそこでなくなってしまう額しかない。




本当に追い詰められる前に再就職をしなければ。




しかし、そつなく仕事をこなしていただけの自分には密な人間関係を
会社で構築できていなかったことにも気づかされた。



周りの同期は、取引先の会社に拾ってもらうかたちで再就職したり
またそれまでの蓄えを使って何人かを巻き込んで自分の会社を立ち上げる者もいた。



その輪に自分が入り込めていないことにも絶望を覚えた。



いったい、自分は何をやっていたのか。



これから、どうやって、何を生きがいにしていけばいいのか…。




そう思いながら受けた再就職の面接。


またしても失敗してしまった。
わざわざ県をまたいで面接を受けに来たというのに
相手の反応が芳しくなかったのだ。


これは、今回もだめにちがいない。






深くため息をつく。







すると、公園の門口から一人の女性が現れた。







一目見て、ソノムラは「この女は異常だ」と認識した。



女の年齢は30代後半から40代だろうか?

髪型や服装はテンプレートな主婦然としたものだ。
だが女は上半身がめくれ上がったポロシャツを着ている以外に
何も被服を装着していない。


普通の人間ならまず出歩かない恰好だ。



女がこちらのほうに歩いてくる。


口角のあがった、にこやかな表情だ。


体の隅々までが観察できる距離まで近づくと、表情とは対照的なものが目に飛び込んできた。


異常に膨れ上がった乳房は垂れ下がり、臍あたりまでが覆い隠されている。
また、その先端には男根かと見紛うばかりの巨大な乳首が存在している。
乳首自体もそれなりの容量があるのだろう。
ぷるぷると揺れる乳房とはまた別の重心をもった動きをしている。


また、ぽってりと肉の乗った腰回りには母性があふれているが
女が最も隠さなければならない陰部には、謎の物体が張り付いている。


こげ茶色のあの物体はなんだろうと凝視していたが
距離が3〜4メートルほどになると、判別できるようになる。


それは、異常に肥大して伸長された小陰唇だったのだ。

先端にはピアスが対に取り付けてあり、女が歩くたびにかちゃかちゃと音が鳴っている。


頭の中が真っ白になっている、、、と言えばそうではない。思考は働いている状態だったが
しかし「女の裸から目をそらす」という選択肢は完全に欠落していた。


そして、女がソノムラの目の前1.5メートルほどで足を止める。
さわやかな笑顔とは対照的な、異常に肉感的な体と、スンと女の体臭が鼻を衝く。
少しすそ腋臭の気があるのだろうか?

しかし、気になるほどの臭いではない。


「あらあらすみせん。こんな格好で出歩いてて目障りでしたかしら?
 あなた、この近辺では見ない顔ですね?
 おばさん、今日は暑いので服はほとんど着てないんですよ。
 最初からマ●コ丸出しだとセックスもしやすいですからね!
 もしよろしければ、あいさつ代わりに私とセックスしていきませんか?
 あなたの熱い視線でおマ●コぬれぬれなんですもの!」

一語一句、全く意味が理解できなかったソノムラ。


「え、、?ちょ、、、!?」


彼に否定の言葉も態度も許さぬまま、女はなれた手付きで男のファスナーを下げ
白昼堂々フェラチオを行う。


じゅぽじゅぽと1〜2分ほど一物をいじられると、
情けないことにソノムラのイチモツは怒張してしまう。


それを確認すると女はソノムラの隣に座り、惜しげもなく自らの女性器を押し広げ
その詳細を語り始めた。


「見てみなさい!これがおばさんのおマ●コです!実は私、おばさんヒロインっている活動をしてて
 毎日男の人とマ●コで戦ってるのよ!だから、この十年で20万人以上の男性とセックスしたの!
 その御蔭でここまで変形しちゃったんだけど、まだまだ現役で使えるわよ!
 もちろん妊娠でもできるわ!どう?挨拶代わりにおばさんのマ●コ使ってお父さんになりなさい!
 避妊なんかくそくらえよ!ドピュドピュだしてってね!」

女の股間からはすえた匂いが漂う。
体臭はきついが、この海洋生物のようなグロテスクなビジュアルの女性器にはうってつけだ。
しきりに収縮を繰り返して男を誘う人食いの貝は、いまかいまかと獲物を待ちわびている。

しかし、ソノムラはまだその気になれない。

気落ちのほうが大きいのだ。



ソノムラの浮かない顔色を見た涼子は、何かを察したのか
生殖器を見せつける行為を一旦中断すると彼の事情を伺い始める。



ソノムラは、このなんでもしてくれそうな女に今の自分の状況や絶望を吐露した。
女は男の涙ながらの告白を頷きながら受け止める。


「そうね、、、。たしかに今の状況は絶望的かもしれないわね、、、。
 でもだからといってふさぎ込んでいちゃだめなのよ。
 今の状況をいきなり変えようと思っても駄目。
 動き始めるにはまず気持ちの整理から始めないと何事もうまくいかないわよ?
 今日の面接がうまく行かなかったのも、もしかしたらそんな心境からでてきたものじゃないのかな?」


「かもしれません、、、。心を整理するにもどうすれば、、。」


ソノムラは気落ちした声で喋り続ける。


「、、、。じゃあ、、。ちょっとだけ私の人生をお話しましょうか?」



その女が語る『オバサンヒロイン乃木涼子』の壮絶な人生に、ソノムラは衝撃を受けた。


一介の人妻だった涼子。
彼女は身勝手な性犯罪に巻き込まれて玩具にされた挙げ句に
夫以外の子を出産させられ、奴隷同然に扱われていたこと。
その男たちから受けた4年間もの肉体的搾取や金銭的搾取。
やがて事実を知った時の、元夫の絶望の叫び。


そして離婚、家族からの絶縁状。


だが、絶望の中でも完全に調教され男なしではいられなくなった彼女は
毎日セックスを行わないと異常なほど情緒が不安定になるなど精神の均衡を失っていた。
男という男、全てと肉体関係を持つ生活送っていた矢先、自らの肉体を盾にして女性を救ったことがあった。
淫乱な肉体でも世の中に役立てることがあるのだと悟った彼女は
セックスをこなしつつも、自分のような女が強制的に作られてしまうこの社会を変えようと思ったのだ。
そしていつでもどこでも誰とでも挑戦を受ければ断らず、妊娠覚悟の生中出しセックスを行う

『オバサンヒロイン』

となって性的搾取を受ける女性を助けるべく自らが町の精液便所となって世を守っている。


それに伴い何人もの種違いの子供を産んだことによる、今の夫との微妙な関係。


あまりにも異常な彼女の人生40余年。

そして、物語の最後の締めくくりは

「でもね!おばさんはこの人生で満足してるの!
 絶望の縁からでも幸せは勝ち取れるんだと思って!
 こんな淫乱なおばさんでもみんな親切に接してくれるのよ!
 さぁ!とにかくおばさんとセックスして嫌なことは忘れなさい!
 息を切らせれば嫌なことも忘れるから!」

という言葉。

「で、では、、、。」

ソノムラは、意を決して肉穴にイチモツをあてがうとぬるりとそれを滑りこせた。

涼子は陰茎の刺激にいち早く反応すると、腰を痙攣させながらその刺激に耐えるような表情になる。

ソノムラは涼子のその初々しい反応が意外だった。

「ああ〜いいわねえ〜!おばさんのおマ●コ楽しいわ!
 おばさんは40も過ぎちゃってるけどまだまだ現役よ!年齢なんて関係ないの!
 常に前に突き進むことだけを考えて行動しなさい!!
 おほぉおお!そこそこ!そこ感じるとこ!!!あなたの腰もガンガン前に突き進んでるじゃないの!!
 この調子でおばさんのマ●コボコボコにしなさい!絶対生中出しして男の本懐遂げていってね!!
 おばさん着床ウェルカムだから!!」

涼子の節操のない下品なアオリに、ソノムラも少し気が晴れたのか
激しく腰を振り始める。

女を知りたての若い頃は、自らの性欲にものを言わせてこのようながむしゃらなセックスをしていたものだが
最近ではどちらかというと義務感でやっていたような気がする。

熟女特有の柔らかい肉感と、異常に大きな乳房、そして崩れた性器に濃い体臭。

すべてが初体験だったソノムラは今、異常な興奮状態に陥っていた。

「ほおお!!いいですよ!いいですよこれ!!
 こんな現役のチ●ポがくすぶっていたなんて!許せませんわね!!
 こんなチ●ポなら、おばさん喜んでマ●コ差し出します!
 子宮もさしだして赤ちゃん放り出しちゃうから!!
 もっとマ●コにチ●ポってください!こんなイケナイチ●ポはマ●コでお仕置きしマ●コ!!
 さあ遠慮しないで!マ●コにザーメン!!ナチュラル種付け青空交接よおおおおおお!!」


これ以上ない下品な煽りも男にとっては初体験だった。

4〜5分ほどで射精感が我慢できなくなり、膣内に精液を放出する。

涼子が希望した「避妊なし、妊娠覚悟の膣内射精」でだ。

「ほおおお!!でてる!!!でてるわね!!おばさんのマ●コにザー汁でてますね!?
 あなたの遺伝子情報はしかといただきました!
 おばさんの淫乱遺伝子とまぜまぜして絶対あなたの赤ちゃん産むからね!?
 マ●コにチ●ポした結果を楽しみに待っててねえ!!次回乞うご期待!!!」

ソノムラが目を落とせば、二人の結合部分には涼子の分泌した白い液体がまとわり付いている。
まるで練乳を股間に塗りたくったような異常な分泌量だ。

ついさ先程まで全くの赤の他人であった女と、ここまで奔放な性交渉ができるのかと彼自身驚愕していた。
男の意志の如何を問わず出会って20〜30分でセックスに持ち込む一連の流作りは
オバサンヒロインという謎の活動を10年近く行っていた積み重ねの賜物なのかもしれない。

ソノムラは年甲斐もなく興奮が収まらず、抜かずに涼子の中に3回も射精を行った。

近年稀に見る異常なセックスに彼は酔いしれていた。


事後、涼子はベンチに腰を下ろすと男に再三に渡り征服された性器を見せつける。

膣口を両手で広げ、内臓の奥まで確認することができる。
涼子の荒い息に連動して肉が収縮し、グロテスクなぬめり肉からは
ソノムラの精液が溢れ出ていた。

「わかってくれたかしら?
 年齢なんて関係ないの!!私くらいの四十路の女が、こんなみっともないことしてるとか
 思われるかもしれないけれど!みんな受け入れてくれてたくさんチ●ポ恵んでくれるのよ!
 何事も気持ち次第よ?嫌なことはあったかもしれないけれど!
 それに飲まれるか、跳ね返すかはアナタ次第なの!
 これからも、自身を見失っちゃったりしちゃうかもしれないけれど!そのたびにおばさんのマ●コを
 使いに来なさい!おばさんはね!いつでもどこでも誰とでも妊娠覚悟の生中出しセックスしてるんだから!
 遠慮せずに挨拶代わりにマ●コしていきなさい!!お散歩ついでにセッコスアンド孕ませよ!!
 ストレス発散変わりに、おばマン使ってお父さんになりなさいね!!絶対だからね!」




「は、、はい、、、。」




涼子が快感に表情を崩し、口元に大きなシワを作りながら無理に笑顔をみせているのは滑稽でもある。
そのせいで、比較的若々しく見える涼子の面容は途端に年相応の「おばさん」臭い顔になってしまっている。



「でもね!!これだけじゃ満足できないわ!!おばさんが並の四十路マ●コじゃないことを証明してあげる!
 見ててね!!!」


興に乗った涼子は、スマートフォンを取り出すと、自身のSNSに情報を乗せる。
なんと、自身のGPS情報を全世界に発信して場所を特定させたうえで

『今からマ●コします!!われこそはと思う方は『○×健康公園』にいらしてください!
 たくさん気持ちよくなりましょう!』


と自らの生殖器の写真をアップロードして性交の相手を募集したのだ。


そして、ものの20分で男たち十数人があつまる。


「みんなよく来てくれたわね!おばさんいきなりマ●コしたくなっちゃったの!
 よければあなた達のチ●ポでおばさんに種付けて頂戴!
 ザーメンまみれの淫乱マ●コですみませんがよろしくお願い致しまセックス!」

涼子の下品で低俗な煽りのあと、男たちとくんずほぐれつの肉の饗宴が繰り広げられる。

男たちの見様は様々で、人種、国籍も色とりどりのようだ。

「みてくれてますかソノムラさん!?
 おばさんのアグレッシブマン交尾!!四十路だからって遠慮なんかしなくていいのよ!?
 おばさんのマ●コを見なさい!!世界中の男たちがマ●コ使って喜んでくれてるの!
 要は使いようよ!!いいわぁ〜!!みんなのチ●ポがおばさんにズポズポ入ってる!
 それ思うだけでおばさん興奮しっぱなしよ!!これからも世界の男とセックスするわ!!
 目標1億人よおおおおおお!!!」


激しいピストン運動を味わいながら、同時に差し出された何本もの陰茎にフェラチオをする涼子。
その顔、表情とセリフは浅ましいの一言だった。

10分程の交尾で一人目の男は射精を始める。

グリグリと涼子の膣にイチモツを押し込みながら荒い息をたてて射精する大柄な男。
一切の遠慮なく、涼子の膣内、子宮に男の精液が注ぎこまれている。
妊娠してしまうかもしれないこの行為を、彼女は嬉々として受け入れていた。

「ほおおおおお!!またでとる!!でておりマ●コ!!これこれこれよ!
 デカチンからおばさんの四十路交尾専用マ●コにタマキン汁そそがれとります!!
 本当膣礼致しております!!皆様のチ●ポコ借りさせていただいております!!!膣礼致してオリジナルマ●コ!!
 ザーメンも無駄打ちさせておりますうううう!!!
 ですがもっとチ●ポください!!おばさんのクソ汚い裾ワキガマ●コですみませんが!!
 こんなんでもまだまだ妊娠出産できるんございます!もっと遊んでお父さんになっていってね!!
 パパさんたちいいいいいいいいいいいいい!!!!」


このセリフの後に失神すると、涼子は揺り動かされて覚醒し、再び男たちと交接を始める。
この調子で、涼子は公園で4日間も男たちとセックスを行ったのだ。

その間、ソノムラは涼子につきっきりで面倒をみることとなった。


草むらに簡易的なテントを張り、セックスで疲れた涼子の介抱にあたったり
合間には彼女と濃厚なセックスをおこなったりした。


4日目には200人もの団体が押しかけて涼子の体を弄んだ。
セックスはもちろん、怪しげな薬を打ち込んだり、巨大なディルドーを挿入して激しく責め立てるなど
文字取り彼女の体を「玩具」にしていった男たち。

その間、嬌声は止むことはなく、白目をむいて泡を吹き、人間とは思えぬ表情でイキ狂っていたのだ。

解放されたとき、涼子の膣口からは子宮口が顔を出し、表情はにやけているのか、困っているのかわからない、
常軌を逸した表情になっていた。

「サイコーだったよ涼子さん。またおばさんのマ●コで遊ばせてね!」
「まだまだ産めそうだよなぁこのマ●コ。今度俺のも孕んでくれよ。いつでも種付けしにきてやっからさ。」
「汚い便器で我慢してやってんだから、またお小遣いもちょうだいね〜おばさん。」


人を人とも思わない捨て台詞のあと、男たちは去っていった。


涼子はこの4日間で900回ほど男たちと交接を繰り返していた。



半日の介抱のあと、二人は最後のセックスを行い別れた。
ソノムラはこの非日常から1週間ほどで開放された。


帰り際、電車の中で彼女との思い出を反芻する。


涼子の壮絶な体験は、自分には想像もつかない次元のものだし
もしそんな事態が自身に降りかかれば耐えられるだろうか?

また、40代であっても自らの身体を晒して男たちと自発的にセックスを行い
未然に性犯罪を防ぐなどという、世間的に見ても全く肯定されるべきでない行動を
維持できるモチベーションを持つことはできるだろうか?

それらに耐えている彼女自身を「特別」と割り切って
自分とは関係がないと思い込んでしまってもいいのだろうか?


自分自身、まだまだ限界まで努力できていないのではないか…?


涼子の熱に充てられてしまったのかもしれない。
いつからか、胸の苦しい閉塞感はどこかへいってしまった。


まだ、まだなにか自分自身にやれることはあるいはずだ。


不思議にも、ソノムラの心は突き動かされる衝動に熱くなっていった。



涼子があの肉体を差し出して、自分自身を勇気づけてくれたのだ。



彼女は同じ40代の人間として、まだまだ終わるべきときではないと背中を押してくれていたのだ。


非常に歪な説得方法ではあったが、、、。









ソノムラはその後、
気を取り直して過去の自分を捨て再就職し
最初は契約社員という立場ではあったが
その堅実な仕事ぶりと、笑顔を絶やさない人間性から社内の評判は上々だった。
そして程なくして正社員登用に成功した。


涼子の絶え間ない笑顔から学んだものは大きく、
常に笑顔を絶やさないことで大いに彼は高く評価されたのだ。















そして、2年が過ぎた。




ソノムラは電車での帰宅途中、既視感のある光景に再び出会ったのだ。

隣の車両から息を切らせて一人の女、いや妊婦が移動してきた。



2年前に出会った超淫乱熟女の涼子だ。



時間は午後11時半、終電間際でそこそこに賑わっていた車内はざわつき始める。

何しろ、彼女は半裸の状態で、更に全身を精液と落書きまみれにさせていたのだ。


「ふぅ〜。あ、すみません。お騒がせしております〜。」


このような状況に何度も遭遇したのだろう。

全く慌てることもなく、笑顔で周りの乗客に挨拶をすると、
トートバッグからティッシュを取り出して股間を吹き始める。

おそらくそのまま椅子などに座ってしまうと体液で汚してしまうからだろう。


しかし、本人は気がついていないのか、身を捩るたびに涼子の真っ黒な乳首からは
まるで噴水のように母乳が溢れ出ていた。

それが近くにいる男性客に降りかかる。

男性客のスーツはまたたく間に染みができていく。


ソノムラは、あのあと禄に挨拶もしていなかったので
なにか一言言おうと2〜3歩を進めると、それを遮るように一人の男が涼子に声をかける。

男の言うことはなにごとかわからなかったが涼子の


「もちろんOKですよ?おばさんの妊娠マ●コでよければ好きなだけ使ってってくださいな!
 実はさっき高校生に捕まっちゃってぇ、、。孕んだおマ●コ、たくさんレ●プされちゃったんです。
 こんな中古でよければどうぞ!」

というはっきりとした受けごたえは聞くことができた。
そしていやらしく男に腰を突き出すと、いきなり電車内で交尾が始まった。


ぐちゃぐちゃと響く粘着質ないやらしい音と涼子の嬌声。
悶える臀部に、激しく波打つ孕み乳房。
撒き散らされる母乳と唾液。
男と女の真実が、突如電車内で繰り広げられる。


車両の中の人間は、目を背ける者、隣の車両に移動する者、はたまた興味本位で見つめたり写真をとったりする者、
様々な反応が見受けられた。

セックスはものの15分ほどで終わる。

男は涼子の孕んだ膣内に大量に射精すると、イチモツを掃除するように命令する。

すばやく身を翻した涼子は、男が射精後に尿道から精液が飛び出ないよう
ストローで吸い込むように精液をチュウチュウと吸い上げ、事後処理をした。
そして、今しがた自分を支配していた男に生殖器を見せつけてアピールをする。

「ほら見てくださいな。これが先程まで貴方様が使っていたおマ●コですよ?
 残念ながらもう妊娠しちゃってますけど。
 貴重な精液を無駄にさせてしまってごめんなさいね?
 また子供を産んだらおばさんのおマ●コを孕ませに来てね?
 今度はおばさんの膣だけじゃなく、子宮も使っていく勢いで犯してね!!」

ぽっかりと広げられた生殖器。
考えられないほど巨大化した小陰唇をこれでもかと指で広げ、
汚らしい精液が溢れ出るさまをギャラリーに見せつけいていく。
地獄の入口のような肉塊は、生殖活動の権化として彼女だけが持つ勲章と言ってもいいだろう。

男はスマートフォンを取り出してその肉塊を撮影し終えると、足早にその場を去っていった。


そして、やっとソノムラが涼子に声をかけることができたのだ。

「あら、、?あなたは、、?」

涼子もソノムラのことはひと目見てわかったようで、形式的な挨拶が始まる。


ここでまじまじと涼子の体を観察する。

はつらつとした表情はそのままに、妊娠して膨れ上がった腹は母性の極みだ。
また、膨れ上がった乳房も前にもまして大きい。
先についている乳首も妊娠のせいで色が濃く変色し、巨大化している。
まるでペットボトルのようだ。

小陰唇には、先程の男が出した精液がまとわり付いて
ふくらはぎまで筋をつくっていた。

体の各所には落書きが施されており
「便所」「淫乱」「妊娠中」という煽り文句が書き込んである。

そして、涼子特有の濃い体臭も健在だ。
体臭と精液の匂いが合わさり、彼女の周りには異臭がただよっている。

軽い挨拶の後、お互い近況など確かめ合いながら昔話に花を咲かせた。
ソノムラが正社員登用され、さらに縁があって女性とつきあうようになり
近々結婚をするということ。

収入も、前職よりもふえだいぶ余裕ができたということ。

そして、モチベーションを与えてくれた涼子に非常に感謝しているということを伝えた。


自分自身の行いにより、男が一人救われたという実感を得られ、涼子も幸せそうに笑っていた。


ソノムラが聞き出した涼子の現状はというと、相変わらずにセックス三昧の日々のようだ。

現在44歳ということだが、腹にはまた新たな生命が宿っている。それも15人目。
まだまだ子供は作りたいようで、20人は予定している。
経験人数もうなぎ登りで25万人超。
これもまだまだ増える予定ということだ。

それ以外の展望は特にないらしい。

というよりも、この草の根活動が最も彼女の性に合っているようで
まだまだセックスをし足りないのだという。

そして、これから深夜の街に繰り出して「オバサンヒロイン」の活動を行うというのだ。
ソノムラは若干身を案じたが、おそらく彼女を止めることは無理だろうと最後に一声をかける。


「涼子さん。まだまだ健在なんですね?お体をお大事にがんばってください。」


「そうね!若い頃に比べたら、確かに体力は落ちたかもしれないけれど!
 でも私はオバサンヒロイン!おばさんの体でチ●ポが立つ男が一人でもいる限り
 この活動を続けるわ!!妊婦だからってばかにしないでよね!!
 あ!でも目的地までまだ時間があるから今ここで再会を喜んでセックスしましょっか!
 おばさんのマ●コなんかオナホと一緒なんだし!不倫とかそんなんじゃないから大丈夫よ!」

最後の一声のつもりだったが、涼子はソノムラとセックスがしたくて矢も盾もたまらなかったようだ。

大きな腹と乳房を揺らしながら襲いかかる涼子。ソノムラは4回も射精を強いられた。


その後、涼子は溌剌とした笑顔を振りまきながら夜の街に消えていった。













モドル



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